Olga Wiese オルガ ウイーセの油絵のオンラインセレクションです。

1944年オランダのミデルブルフ市生まれ。1962年からWIESEという名前でアーティストとして活躍。

画法

フィギュラティヴ・アートの中に色々な種類があります:自然(静物画、風景画、肖像画)、フォトリアリズム(写真を利用)、想像(幻想絵画、ニューリアリズム)

私は明らかに3番目のカテゴリに属します。

描き始めてから絵は段々変わっていきます。ストーリ性、構図と筆使いを合わせながら作っていきます、油断したら後で複雑な修復作業が必要となります。この3つのバランスをとりながら作品を作り上げる作業がとてもドキドキして退屈する暇なんて全くありません。

英雄

60年代後半にリトル・ニモという絵本と出会った以来Winsor McCay(ウィンザー・マッケイ)が私のスーパーヒーローです。彼の果てしない世界が回ったり、拡大したり、収縮したり、変形したりして、ニモの夢の中には見た目どおりのものなど何もありません。

Little Nemo 1
Little Nemo 2

私は、デッサンみたいな絵を描くので、もちろん、Peter Vos (ペーター ヴォス) とJoost Swarte (ヨースト スワルテ)とRoland Topor(ローラン トポール)も、ヒーローです。彼らの奇怪な発想と絶妙な細工は、憧れないはずがない。

ザ キャンバスヒーローはもちろん フランシス ベーコンです。

師匠

ミデルブルフのジャック プリンスが実物描写と油絵の技法のすべてを教えてくれただけではなく、彼の猟奇的なブラックジョークが私の頭の中の驚異の部屋への扉を開けてくれました。とても感謝しています。

会場

数々のホール、待合室、カフェのインテリアを飾らせていただきました。

University Medical Center Groningen dining hall
Universtity Medical Center Groningen outside
Theatre hall 'Huis de Beurs'
Pub 'De Sigaar'
Pub 'De Sigaar' detail
Pub 'Miss Blanche'
Sewing table
Vide painting, height 8oo cm
Todiolo Toscane Italy

新聞のデッサン

20年間新聞や雑誌の特集記事、特集号のためのデッサン(Vrije Volk, Nieuwsblad vh Noorden, GPD)、政治家の似顔(Volkskrant)、漫画(Voetbal International)、風刺漫画(Winschoter Courant)、法定画(Nieuwsblad, GPD)を作成しました。

自分たちの記事のため、二週間に一回、エリック ベーンケルと興味深い話を探しオランダの北部をさまよいました。

NhvN
NvhN 1974
NvhN 1980
Volkskrant
Volkskrant 2
Winschoter Courant
NvhN science column
NvhN science
Winschoter

芸術委員会

70〜90年代にかけてBBK芸術家組合の代表としてフローニンゲン市の文化審議会 (Culturele Raad), 委任諮問委員会(Opdrachtadviescommissies), BKR購入委員(aankoopcommissie BKR), 設立中のアート貸し出しギャラリー(Arthoteek in oprichting)などの芸術委員会メンバーでした。

友人

Trudy Kramer(トルディ クラーメル)、 Ger Siks(ゲル シックス)、 Wim Jonkman(ウィム ヨンクマン) と Patricia Suer(パトリシア スール)と一緒に数々のグループ展を開きました。

Trudy Kramer
Ger Siks
Wim Jonkman
Patricia Suer

旅行

60年代から気分転換と視野を広げるために国境を超えました。北アフリカ(アルジェリアヒッチハイクで横断)、トルコ、アメリカ、中国(南シナ海から海南省まで)、オーストラリア(タイガーモスのアクロバット)、バリ島、南アフリカ、アルゼンチン(パラシュート)、ウルグアイ、カナダ(とニューファンドランド島)とヨーロッパの四方八方へ。

展示会

Groninger Museum(フローニンゲン美術館)、Markiezenhof Bergen op Zoom(マルキ-ゼンホフ美術館 ベルヘンオップゾーン)、Drents Museum Assen(ドレンテ美術館 アセン)、Museum de Buitenplaats Eelde(デバイテンプラーツ美術館 エールデ)、Synagoge Groningen(シナゴーグ フローニンゲン)、Oosterpoort Groningen(オースターポールトコンサートホール フローニンゲン)、Bruggebouw Emmen(ブルへバウ エメン)、Schuttershof Middelburg(スフテルスホフ ミデルブルフ)、Historisch Museum Amsterdam(歴史博物館 アムステルダム)、Kunsthistorisch Instituut Groningen(芸術歴史研究所 フローニンゲン)、Gasunie Groningen(ハスウニ フローニンゲン)、Museum Oldenburg(オルデンブルフ美術館)、ギャラリー:Wiek XX(ウィクXX)、Bonnard(ボナール)、Item(アイテム)、de Boer Waalkens(デブールワールケンス)、Librije(リブライェ)、Vieleers(フィレールス)など

1991年にWessel Gansfort Award(ウェセルガンスフォート賞)を受賞

納品先

Cityhall Zwolle(ズウォレ市役所)、Beatrixoord Haren(ベアトリックスオールト病院 ハーレン)、Gasunie Groningen(ハスウニ フローニンゲン)、University Hospital Groningen UMCG(フローニンゲン大学病院)、Museum Markiezenhof Bergen op Zoom(マルキ-ゼンハフ美術館 ベルヘンオップゾーン)、the city of Groningen(フローニンゲン市)、the city of Den Haag(ハーグ市)、Drents Museum(ドレンツ美術館)、Nijsingh Huis Eelde(ナイシングハウス エールデ)、Nederlandse Kunststichting(オランダ芸術会議)、様々なカフェ、レストラン、企業

本、雑誌、記事 (オランダ語)

  • Henk van Os / Groninger Museum ‘Jong in Groningen’
  • Gasunie 1997 ‘Bovengrondsbezit’ en 2004 ‘Sieraden voor het gebouw’
  • Diederik Kraaijpoel 1997 ‘De grijpbare vorm’
  • Pieter Scheen 1969 Lexicon
  • Drents Museum/Galerie WiekXX 2004 ‘De figuratie als geschenk’
  • Jaques Hermus 2001 ‘101 Markante Groningers van de twintigste eeuw’
  • Max Dendermonde 1993 ‘De Groninger sonnetten’
  • Youp van ‘t Hek 2004 ‘De wonderlijke broertjes Pim en Pietje’
  • Harry Huizing 2002 ‘Het koninkrijk dat nooit af was’
  • Gertjan Aalders 1007 ‘Archibalds afscheid’
  • Erik Beenker 2016 ‘Wonderkrant in Stad en Ommeland’
  • Paul Steenhuis NRC 1991 ‘Een bres in de beschaafde smaak’
  • Alfred Meester 1994 ‘De wonder bizarre wereld van Olga Wiese’
  • Fred Jilleba Het Vrije Volk 1960 ‘Fantasierijke kunst’
  • Paul Bollen NvhN 1965 ‘Olga Wiese en de mensjes’
  • Bert Boekschoten UK 1984 ‘The private eye’
  • Friggo Visser NvhN 1988 ‘Wiese, in apen, beren en kroegtijgers’
  • Erik van der Poel Consigne 1994 ‘Niets is wat het in eerste instantie lijkt’
  • Jan Louwes DGP 1998 ‘Wiese moet zweten en zwoegen’

Henk van Os (ヘンク ファン オス)からのメッセージ

オルガ ウィーセの作品がある意味トリックです。初印象では、小洒落たリアリズムに見えますが、しばらく見ると、これが違うことに気付きます。几帳面に風景、人物と静物を描いているわけでもなく、フォームだけか神秘的な象徴主義にも、はしりません。すごく特徴な現実に基づく作品です。彼女がKuriositätenliebeの代表者です(16世紀に知られていた芸術的態度:奇妙なものへの愛)。ある意味、こういう風に周りの世界を観察して、その珍しいもの、変わったものを見つけ出す態度が、彼女の作風になりました。これが、私にとって彼女の作品の最も魅力的な側面です。奇妙なものを披露しているだけではない、絵を描くプロセスの中から見つけ出していく、彼女にとって絵を描くということは、ただ現実をドラマチックにアレンジして表すのではなく、幻想を実現させることです。
彼女のキャリアが、意外と首尾一貫した成長を見せます。最近の作品は、精密なデッサンと、色味の豊かさで、モダンファンタジーの代表作になります。ピーテル ブリューゲルの悪女フリートが復活して不思議なビジュアルな冒険の風景を歩いているようです。

ヘンク ファン オス
1985年8月15日

2011年のインタビュー